ボルダーグレード対比表

2000年現在

※ボルダリングをはじめフリークライミングのグレード(難しさの指標)は、体感グレードです。
そのためリーチや何が得意かなどによって受ける感覚は人それぞれで、「あの課題は2回で登れたけど、これは3回かかったからあれより難しい」というグレードの決め方には意味がなく、実際には多くのボルダラーによって登られる事により最大公約数的考え方で定着していくのです。その点に注意してこの対比表は目安としてお使いください。

★ジムにおいてのグレードシステムは、様々な傾斜や自然壁ではほとんどお目にかかれないであろう奇抜なムーブなどを一つのグレードに当てはめて考える事に疑問がもたれている部分もある。このため最近各ジム独自のグレードを採用すべきであるという声が聞かれるようになってきた。これらの意見を考慮し当サイトとしては一つの目安として独自のグレードをあげておく事とした。グレードの切れ目については複数のボルダラーの意見を参考にしている。

★フォンテーヌブローグレードの比較的低難度のグレードに関しては、特に6以下のグレードについて「かなりのばらつきが認められる」という意見が世界的にも多く見られるようで、このため他グレードへの正確な換算は困難である。また、もともと日本のジムで用いられている「フォンテーヌブローグレード」はすでに各ジムで「数字一つ程度のばらつきは当たり前」という独自のシステムとなっているのでやはりそれを元に正確な換算をする事も困難と言える。

★なお、チンパングレードはチンパンジーがグレード確認を拒絶したので廃止した。

参考資料:「小川山、御岳、三峰ボルダー図集」編/室井登喜男、「ROCK FAX」等。