■謎のボルダラー”みつお”、inTokyo!を初登ムーブで再登

先に柴田晃一による3登の成功をお伝えし、雑誌「Rock&Snow」(山と渓谷社刊)最新号でもそのトライの様子を見ることのできる御岳はロッキーボルダーの課題「inTokyo!」(三段)、当初なかなか再登者が出ず四段あるかと言われたこの課題も、再登者によりより易しいムーブが発見されたことにより、現在は三段として落ち着いているようだ。

そんなおりの3月7日、山梨県在住のボルダラー”みつお”(仮名)がこの課題の初登ムーブでの再登に成功した。

みつお(仮名よ)氏は再登者のムーブも知っていたが、初登ムーブのままトライを続け今回成功したそうだ。

みつお(仮名だってば)氏は、周囲によれば「チョー久しぶりに岩場に来たら散歩だった…」とか、「5.10に敗退しても三段は登る」とか、「いつも他人と核心部が違う…」などなど、数々の伝説(?)と逸話を持つ、知る人ぞ知る謎のボルダラー。最近はジムにもほとんど行っていないと言う。

それでいて、今回もこのムーブで難しいといわれる下部はすぐ突破していたらしいから驚きだ。

(3/18追加--このニュースの後、トライ者が増えたのか「in Tokyo!」は上部の小ホールドが欠け大きくなり、若干易しくなったとのこと。)

 

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※ロッキーボルダーのトライをお考えの方へご注意(Bnet)--

ロッキーボルダーのトライに必要とされる着地技術は、どの課題でも上級以上と言える。トライをお考えの方は、けして室内ジムでの登攀グレードでは判断せずに、自然岩での十分な着地経験と技術を身に付け熟慮してからにしてほしい。

また、観光地の遊歩道真横に位置することから、チョークパウダーの付けすぎや岩へのマーキングの後始末等にもご注意をお願いしたい。