激論!チッピングは悪魔の囁き!?
BBS参加者の声
(3)12月6日〜7日
用語解説
●リードルート=下からロープで確保されてのぼるルート、
●チッピング=クライミングにおいては岩を人為的に削ってホールドをつくり出す行為を指す。
●開拓=はじめて岩場を登れるように整備する事、ルート開拓と言えばルートを作る事、またはこの二つの総称。
●グルーイング=一般的にはグルー(接着剤)で剥がれそうなホールドを固めてしまう事。
皆さまへ 投稿者:仙台ボルダラー 投稿日:12月06日(月)20時01分17秒
自分がよく思うのは、ngrさんのいうとおり
「初/中級者」のひとの意見というか、
そういうのがあんまり出てこんっちゅうこと。
ボルダリングはルートに比べてエキスパート色が濃いけど、
それでもやっぱりみんな自分のレベルで楽しんでやっとるんやけ、
それぞれのレベルでの考え方っちゅうのがもう少し広まって欲しいと思う。
海外のルートでもボルダーでも初/中級者の方が全然多いんやし。
そういう人の意見がガンガン取り入れられるようになるべきなんや
ないんやろうか。
雑誌とかは必ずといっていいほど少数のエキスパートの人の話ばかり。
多勢をしめるレベルの人たちの意見が無視されていいわけはない。
まだ難しいのが登れていない人の課題(ルートも)に対する姿勢とか
考え方とか日頃思っとることを何十人分も出せば、かなり面白い傾向とか、
大きくいえばクライミング界の総意みたいなものが見えてくるんやないかなぁ。
どっかでそんな特集組んでくれんやろか。
絶対必要なことやと思うけど。
ただし、某雑誌みたいにナンパな内容になるのはゴメンやね。
kioriさんの話からはちょっと外れたけど、
皆さん、バンバン意見出しましょう。
悩んでいます 投稿者:話がくどいLeo 投稿日:12月06日(月)23時05分30秒
どちらかと言うとルートを登るほうなのでこの掲示板はふさわしくないと思いますが、
議論する場が少ないので参加させて下さい。
地元のマイナーエリアですが新しいルート2本はチッピングされてできました(その内
1本はプロジェクト)。接着剤での補強はかなり前から行われています。木の伐採も行っ
ています(ハイキングコースでやったので少し問題になりました)。
私は良くないなーと思いつつも、仲間なので言いにくいし(さもないと人口が少ないの
でビレーヤーがいなくなっちいます)、チッピングをやっているのを見て見ぬふりをして
おります。どうやらチッピング等は次のような理由でやっています。
1.望ましくは人工壁で自由にホールドを取りつけ、創造的ムーブの開発、テクニックの
向上を行い、自然の岩場は本チャンの場として存在すべきだ(岩を加工せず、ボルトも最
小限にする)。しかし、ジムがゴロゴロある都会と違い、人工壁のまったくない田舎では
練習も含め自然の岩場でやるしかない。実際、岩場を訪れる都会のクライマーのうまいこ
と。聞けばキャリアは2年そこそこと言うではないか。これも人工壁があるからに違いな
い!! 悔しいし、かといって人工壁を作ることもできない。そこで登れないセクション
があればチッピング、ぼろぼろ壁は接着剤、木が邪魔なら伐採。→ルートを増やしていく
ことになりやす。
2.チッピングもうまく行えば自然のホールドと見分けがつかなくなりますし、できたル
ートはムーブがおもしろいと結構評価が高かったりもします。実際チッピングされている
とは気がつかない方が多いし、みんな楽しんで登っています。→けっこう良い事をやって
いる気がします。
3.浮いた岩落としは必要だよね。だけどハンマーを振るかげんで良いホールドが結構で
きるんだなー しょうがないよね。
4.地元の岩場はローカルに全権限があると思っている。土方作業からハンガー、終了点
全て自腹でやってんだ。気にいらないなら来るなというやつです。
5.初級者にも楽しむ権利がある。また初心者のレベルアップも重要だ→簡単なルートを
作ろう。
6.安全最優先!!家族もいるし遊びで怪我できないよ。クラックの横にボルト打ったっ
て良いじゃないか。ナチュプロで登りたい人はボルトを使わなければ良いでしょ。(でも
アブミのかけ替え練習用にボルトラダーを作ってもよいかと言い返すといやな顔をされます)
しかし、今まで不可能と考えていた部分を自力で解決すると非常にうれしいですよね。チ
ッピングしなくて良かったと思います。そして今までいかに岩を見る目がなかったか痛感さ
せられます。
長くなりましたがこれが地元岩場の現状です。悩んでおります。1の理由はちょっと判る
気もしますがどうですか、なんか経済の南北問題みたいだと思いませんか?
わたてぃん? 投稿者:しょうじ 投稿日:12月07日(火)00時29分23秒
こんちわ&まいど!>プログレスさん&ALL
話し合いに参加してる皆さんにまずは「リスペクト!」です
逃げたり遠くから見てるだけは誰でもできますが、最後に書いているとおり「考える」を
持つためにも参加すること大事です! 勇気を持って参加しましょう!
(わからん事聞くだけでもええんちゃうかなー?)
で、 「What's Do You Think ?」です
ほんまいろいろ考え方ありますねー みんなどない考えて登ってんねやろ?
きのう「岩と雪(?)」最新号のインタビュー記事と、プログレスさんのキッツイ「毒舌(?)
コラム」読ませてもらって(僕こんなん大好きですが...)、 「むははは は...」と思って
たところやったんと、 最近私のHP(BBS)においても「フリー化ルート の再ボルトラダー化」
について「 いろんな意見が出たばかりだったので、この話に初級者(経験は長いかも?)として
首を突っ込みたくなったんで話しに混ぜてください
ほんま、「どこまでが良くて、どこからが悪い」って白黒はっきり明確な線を 引くことの
難しさを実感しました でも、線を引くのは各自心の中で引くべきものであって(モラル?)、
絶対的な線では引けない(引かない方がいい?)です
ちゅうのも、時間や人、考え方等の移り変わる「もの」に対して相対的で流動的でないと
「しんどく」なってくるんですよねー それを押し通すだけのみんなに崇められる考えで
押し通せる自信があれば怖いモノ無しですが...
で、環境に対してはノーインパクトが一番であるもは誰しもの望みでしょう、しかし登山を含め
たクライミングを楽しむため、、、果ては人が生きていくこと自体「ノー」では無理ってモンです
からねー... 「ローインパクト」がええんでしょう!
つまり(話がとぶなー...)、クライミングにおいても「ローインパクト」を心がけ、この俺達の
遊びを末永く続けていくための考えを持ちながら望めばええんちゃいますかねー?...
俺達の「遊び場」が無くされる前に...
とにかくみなさんが言ってるように、老若男女・素人玄人を問わないあらゆるクライマー達が
議論に参加し、聞いて考えることが大切ってことです それによってどんな立場に置かれても
常に「考える」行動ができるからです(よね?>kioriさん)
んー書いても書いても意見はまとまらんし、考えは散逸する一方...
間違ってるかも知れへんし、エエ事言うてるかも知れへん...
間違ってたり飛び出したりしてたら叱ってくださいね!
許容範囲 投稿者:わkばやし 投稿日:12月07日(火)01時24分02秒
どこで線引きするかは難しいけどクライマーには暗黙の了解があるはず。
◎岩を削ってホールドは作らない。
これは大原則。これを無視したら岩登りではない。人工壁といっしょ。
◎開拓者と同様、もしくはさらによいスタイルで再登したい。
これは願望なので、ルートならRP、ボルダ−はトップアウトできればうれしい。
さて、今回の件、焦点をどこに当てるのかで話がかわるけど、ホールドを張ったり、
削って作ったりするのは、どんなに衝撃的なムーブがあろうと許容されないと思い
ます。これは人工壁でやることだ。みんなで本人に指摘してあげよう。
トップロープの支店用ボルト打ち足し問題の件、これは再登者のエゴというもの。
登れないならやめとけばいいのに。やっぱり初登者のスタイルは尊重されるべき
でしょう。
どんなにひどいボルト位置でも、どんなにつまらない課題でも、開拓者の意思を
感じて登ってあげにゃ。おんなじように「転がる大根」のボルトが抜かれたのはどう
かと思うよ。ソロしたいならそのまま行けば良いんじゃないでしょうか。フェロモ
ン大王は拍手もの。TRプロブレム仁ボルトを打ったのが間違い。
クラック以外のクライミングにはどうしても人間の意思が介在してしまいます。
理想を言えばある岩の面に、限定なくそれしかラインが引けない。それを俺が登る!
これが理想でしょうか。
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