激論!チッピングは悪魔の囁き!?
BBS参加者の声
(5)12月7日〜
用語解説
●リードルート=下からロープで確保されてのぼるルート、
●チッピング=クライミングにおいては岩を人為的に削ってホールドをつくり出す行為を指す。
●開拓=はじめて岩場を登れるように整備する事、ルート開拓と言えばルートを作る事、またはこの二つの総称。
●グルーイング=一般的にはグルー(接着剤)で剥がれそうなホールドを固めてしまう事。
ホームボルダーはいいですよ 投稿者:monzou 投稿日:12月07日(火)12時51分51秒
このBBSを読んでいたら、言いたい事はほとんどkioriさんが書いていたので改めて書く
と同じような内容になりそうなので、ちょろっとだけ書かせていただきます。
僕はクライミングを初めて2年ちょっとです。
最初は本チャンのためにと思って大学内のフリークライミングサークルに入ったのですが
今はもっぱらフリーです、しかも最近はボルダリングです
普段は大学の人工壁でトレーニングしています
人口壁と言っても高さ約2メートル、傾斜145度、幅4メートル程です
京都なので足を伸ばせばジムはたくさんありますが、僕はこれまでジムでは4回しか
登ったことがありません(うち2回は実家に帰ったとき八王子の7aで登った)
こんな小さな壁ですけど、50手の長いルートから、数手の2段はあろうかというボルダー
まで非常にたくさんの課題があります
最近は1級程度のボルダーも登れるようになってきて、人口壁でボルダーを設定し、登るのが
楽しみです。
来年から就職で実家に帰るので自宅にホームボルダーを作ろうと思っています
今までの2年ちょっとの経験で、自作の小さなホームボルダーでも、真剣に取り組めば
十分に上達できると思っています
クライミングジムがなく、岩場も少ないからチッピングするというのは何か変だと思います
もちろん僕はどんな理由であれ、チッピングは許されないと思いますが
裸の王様 投稿者:ngr 投稿日:12月07日(火)13時03分02秒
素人クライマーngrです.
少しずつですが,発言が増えてきました.
しかし,まだ,多くの
Read-Only-Climber & Bouldererがいることと思います.
Climbingという【遊び】には,審判も
ルールブックもありません.
自らがモラルであり,
自らがルールであり,
自らがジャッジであり,
自らのリスクで登るのです
そして今はしているのは,
ルールとかジャッジ以前の,【モラル】の話なんです.
「空き缶を投げ捨てしない」
「吸い殻を放置しない」
その程度の話を真剣にしなければいけないぐらい,
今のクライミング界のモラルは低いのです.
そして,「ポイ捨て禁止」を謳うはずのメディアが,
黙認する程度のレベルにあるのです.
もしあなたが「禁煙席」に座るのなら
発言しましょう.
−−−−−−−−−−−−−−−−−
だから,敢えて素人の私が言ってしまおう
「Dちゃん裸だよ!」
プログレス氏ごめんなさい 個人攻撃かもしれません
問題があれば−−−−以下は消して下さい.
楽しみ方はそれぞれ 投稿者:(^^)yH 投稿日:12月07日(火)15時37分03秒
私はほんとに低レベルなんですが、下手なりに楽しんでいるので、ちょっと感想を書き込ん
でみる事にしました。
どんなレベルの人だって、登る楽しみをそれぞれが持ってるからクライミングしてるんだと
信じています。私だって進歩は遅いけれど目標ルートや憧れがたくさんあって、それに向けて
トレーニングしてます。仕事や他の用事で岩場やジムになかなか行けなくても、です。
憧れや目標があって、だから私はトレーニングもするし、それが達成できたとき最高の気分
になれます。自然の岩場のルートはどんなにへぼいルートでも世界にひとつしかないパズルなん
だから、それがどんな理由にしても人工的に手が加えられるのは寂しいです。
安全面からどうしても、というのは仕方ないですが・・・。
あと、ビギナーレベルの立場で言うと、日本の岩場は高グレードのルートが多くて、
私たちが気楽に楽しめるのはそれほど多くはないです。でも、だから早く上達しようと
思うし、レベルアップにつながるようにも思います。
基本的には「登れないなら別のルートをやればいい。ルートが無いなら他のトレーニング
をもっと創造的になってすればいい。」というのが私の意見です。
グレードの低いルートにも楽しいのがもっとあれば嬉しいとは思いますが。
しかし、課題を難しくするためのホールド限定は良くありますが、削ってしまうのは
何だか、、、違うような気がします。私としては、気分的にはですが、自然から与えられたパズルをやっている
つもりなので・・・。
Re:許容範囲 投稿者:C 投稿日:12月07日(火)15時52分20秒
ボルダラーCです。
自然の岩にルートを開くって、一種の創作活動と考えることが出来
ると思います。小生、自然の岩でのルートの開拓の経験は有りません
が、ローカルコンペの人工壁のルートを幾つか作ったことがあります。
この時感じたことは、やっぱり、一つの作品を作り上げたという感覚
です。
自然の岩と、人工壁ではこの辺は違うのかも分かりませんが、仮に
開拓行為を創作活動だとすると、或いはそう感じる人は、自然の岩に
ルートを刻む行為を一概に悪とは考えないのかも知れません。
また、非常に良くできた、良く考えられた、優れた、そのようなルー
トの作品に対し、それを容認したくなる気持ちって、一概に否定は出
来ない様な気もします。いわゆる芸術の域です。それが、自然の人間
の感情ではないかとも思います。
このような行為と、只自分が登れないから、自分は登ってしまった
から、他人の作品を改竄する、という行為とは、はっきりと違うと思
います。
それで、何故登るのかということですけど、極一般のクライマーは
はっきり言ってお仕着せのルートを登っているわけです。登りたいラ
インを落ちずに登りきりたいからと言うことではないと思います。少
なくも、小生のような初級者はトポを見て、グレードを見て、それで
登っていると思います。或いはそれに名前と星の数で。
でも、そこが登れないから、あのホールドが持てないから、岩を削っ
てまで登りたいとは思わない、ということだと思います。自分に向かっ
ても恥ずかしい行為と考えるからです。
この事は万人の認めるところだと思いますが、悩める人の実状も理
解できる気がします。それに対するkioriさんの意見も多分そうなんだ
ろうなと思います。でも、正直、なんか、そう考える人もいるんだっ
て考えてしまう部分もあるんですよね。最近外のボルダーを登るよう
になってやっぱり人工壁と自然の岩とは全然違うって思うようになっ
て、その感覚が有るからなんでしょうか。多分、本当は小生が初級者
だからなんだと思います。やっぱり、意識の問題なんですね。
この辺が中年初級ボルダラーである小生の偽らざる感想です
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