激論!チッピングは悪魔の囁き!?
BBS参加者の声
(7)12月8日〜9日
用語解説
●リードルート=下からロープで確保されてのぼるルート、
●チッピング=クライミングにおいては岩を人為的に削ってホールドをつくり出す行為を指す。
●開拓=はじめて岩場を登れるように整備する事、ルート開拓と言えばルートを作る事、またはこの二つの総称。
●グルーイング=一般的にはグルー(接着剤)で剥がれそうなホールドを固めてしまう事。
怒り! 投稿者:Nao. 投稿日:12月08日(水)23時39分40秒
僕が最初にチッピングを知ったのは、中学生だったかなー?
小川山にあったというルートについてでした。
親父から聞かされて(”そんな奴がいる”位で強い口調ではなかったが)吐き気をかんじ
た事があります。まず理解できないことだったので、その時は強い嫌悪感だけが残りまし
た。
それから数年後、クライミングも真剣にやるようになって城が崎に連れていってもらった
時の事。
連れていってもらった方に『あ、チッピングの人がいる。』と言われた時、またもやあの
嫌悪感を感じました。それも生徒を連れているし。いったい何を教えているのか不思議で
あきれてしまった。
阿修羅面怒り!
そしてこの前出た雑誌を読んでいてまた愕然。超有名クライマーの無責任な発言!
自分の言葉の重みを知らない口調。あれから一体何年たってんだよ!日本を代表する雑誌
メディアは(自称)どういうスタンスをとってきていたか、よく分かった。
うまいだけのプロはもういらん!ポリシーも無い惰性の雑誌ももういらん!自己満足の商
業ジムももういらん!
どんなジャンルにも共通してるだろ。
プロの仕事をよく考えろや!あいつらは何を伝えたいんだ?
業界に影響力があるということをもう一度良く考えて欲しい。
そう考えさせる様みんなで努力しよう。
ボルダリングが流行ってしまっている今、こんな問題は急速に増えて行くだろう。影響力
のある人から今一度考えて欲しい。長年やっているひとも、始めたばかりの人も自分にな
にができるかよく考えよう。
ボルダリングはレヴェルに関係なく一緒に楽しめる遊びです。上級者だけで山に行くのは
やめよう。仲間はずれにしないで、上下関係もなく楽しく(時には厳しく)行きましょう。
そうすればチッピングの必要性がないことや精神性も伝わっていくでしょう。
RUN OUTとの緊急共同企画なんてのもおもしろいな。今んとこ戦うメディアはこの二つだけ
なわけだし。より良くする為に戦わないプロはいらんぞ。ジム、ショップ、メディア、
プロクライマー。
このページにアクセスする熱心なクライマーに言ってもあまり意味無いか?
プログレスさん、初心者でも解る用語集みたいなのも作って下さい。(RUN OUTさんも検討
おねがいしまっせ)最近『見ても良くわからん』というひとが増えています。あとこの
場所がわかりにくいので、こういう議論はコラムとして載せてください。(注釈も必要。)
常連さんだけの業界から脱却しよう!
<keep on climb>
Nao.
お聞きしたいことが 投稿者:わkばやし 投稿日:12月09日(木)01時32分52秒
皆さんに意見を聞きたいことがあります。
◎ルート開拓のとき、はがれそうなホールドを、悩みつつ落としてしまうのか、それともホールド
が変わらぬようにグルーで固めるのか。
というのも、わたしのホームグラウンドは、鳳来湖周辺の岩場で、非常に岩がもろいのです。
幸いなことに今まで開いたルートではせいぜい浮石おとすぐらいで済んでるんですが、
じっさいホールド固めているルートが存在して、多くの人々に受け入れられています。
固めたホールドも厳密にいえば作ったホールドに間違いないし、かといって何でも落として
しまったらそれこそ作為的な”作品”といえるような、、、、。実際ハンマーをふるって
浮いた岩を落とすときイヤーな感覚に襲われるし、(これ落としたら痛くなくなるなーとか)
フレーク落としたらかかりのいいエッジになってしまったり。
ご意見おねがいします。
re:怒り! 投稿者:プログレス 投稿日:12月09日(木)02時30分50秒
あ、いちおうボルダリングFAQの中に用語集が・・・、でもたしかに分かりにくいん
ですよね、そろそろレイアウト的に限界が近いのですが、なかなか構成の見直しまで手
が回らないもんで。
この件に関する投稿については間もなく最初の投稿から順に本体のほうに転載する
予定です、そろそろ途中から見た人が話の流れを掴みにくくなってきているようなので。
御意見をいただいた多くの方が、この議論を一部のエキスパートだけのものにしたく無い
とおっしゃっているのが印象的です。
初心者の方もどうぞ御意見を!
わKばやしさんの質問、深いですねえ、私も考えてみます。
岩を傷つけるのはいけない 投稿者:TW-M5C 投稿日:12月09日(木)07時42分20秒
すみません。めっちゃ初級者の分際ですが、プログレスさまが「どうぞ。」
とおっしゃってくれてるので、意を決して。
初級者の身からいえば、「チッピング」論争、ちょっと冷ややかに斜めに見てました。
なぜなら、上級の皆様の意見は、
「俺だったらもっと難しい課題にできたのに、チッピングなんかして簡単なレベルに引き下げやがって、勘弁ならねぇ!」
ということに終始しているように思われました。(コラムのショートストーリー然り。)
その反対の、簡単なルートのホールドを故意に落として難易度を高くすることについての
批判はこれまであまり聞いたことありませんでした。
(「いかん!」と、肉声でそう発言したのを聞いたことあるのは一人だけ。)
「簡単なのを難しくするのは良いのだ。なぜならクライミングのレベルを押し上げる
ことで、クライミング界に貢献できるからなのだ。我々が楽しめることは許されるのだ。」
と、理由付けてるんじゃないの?と。そうだとすると、上級の皆様の「チッピング反対ポリシー」の根源って、何だか胡散臭いなー、と。
でもそれって、すごくアンフェアじゃないの!
だって、ひょっとするとそれは、すばらしい5.10台の、それはそれは美しいラインだったのかも
知れない。
初級者の私が目標とするような、とてもすてきなラインだったのかもしれない…。
でも、「初級者」にはそういう発言が認められないような雰囲気があるのも事実で。
開いたのは開拓者。何もせずに人のフンドシで相撲を取ってる(=開拓せずにトポ頼りに
登ってる)やつらはすっこんどれ。文句あんなら自分で開拓しろ!
みたいな。だから、日本の岩場って「開拓者の私物」みた様になっちゃってるのかな??
今回、このBBSを拝見してて、みなさま明確に「簡単なのを難しくすることもいけない!」
と発言されているのを見て、心温まる思いです。
やっぱり心有る方々は、心掛けが違うなー。
私自信の考えは、もちろん「すべての岩を傷つける行為を否定」する立場です。
ボルトもその範疇に含まれます。必要最小限、だけで良いはず。
実際、5.10台だって、よーく考えられたボルトの位置が感じられるものと、
安易に乱打したことがありありと分かるものがあります。
当然登って楽しいのは前者です。
また、「初級者が登れるように、簡単なのも作らなけりゃ」と言う理由で、地方の岩場で
チッピングが行われることに対しては、「初級者を馬鹿にしてる!」と思います。
「初級の人にはこの位の難易度」と、故意に捏造されたルートをあてがうのは、
初級者へのブジョクではないの?
「どーせおまえらは登れないんだからさ、この程度で良いんだよ!」
って言われてるのと同じ。
初級者だって、自分のぎりぎりのルートでは、「楽しい」「つまらない」は分かります。
チッピングに気づく気づかない、は自信ないんですが…。
「自分の登れる限界すれすれかちょっと上」を目指して努力し、それが登れるように
なる楽しさが、クライミングの大きな魅力であるならば、始めからそれを否定されてる
感じがします。
ところで私事ですが、最近、外ボルダリングにデビューしました。
クライミングスクール時代の師匠であられる、傑出したボルダラー・K氏(だいたい
分かっちゃいますね)に、外ボルダーの心得を聞いていた時のこと。
7級以下のラインはみんな苔生していたり、ゴミ詰まってたりでお掃除が大変なので、
「ワイヤーブラシ持ってった方がいいんですか?」との私の問いに、氏は明確に回答され
ました。「ワイヤーブラシはいけない。それは岩を傷つけるから。」
ブラシで岩を傷つけることさえも許さない確固としたポリシーを前に、これこそが原点!
と目が開かれる思いでした。
やっぱり、どんな場合もだめなんじゃないんでしょうか。
浮石も「落ちないようにそっと乗ろう」と言ってるルートもあるらしいし。
長い上にまとまりが無くてすみません。
でも、ボルダーって楽しいですね!もう止められません。
プログレスさまに質問。(ちょっとずれちゃますが)
当Boulderling.netは、上級者向けの、上級者同士が切磋琢磨しあうためのページですか?
それとも、あらゆるレベルのボルダリング、ひいてはクライミング愛好者が楽しむための
ページですか??
私のこれまでの印象では前者だったんですが……
ので旧Wingとはずいぶん趣が違うなーと…。あ、この部分は単なるつぶやきですが。
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